自尊心は、私たちの全般的な幸福に関わる重要な要素であり、英語学習や人生に大きな影響を与える可能性があります。多くの研究が、自尊心を育てることが、学業成績の向上、幸福感の増大、いじめや被害体験の減少につながることを明らかにしています。このブログでは、自尊心と、性格特性、社会的支援、個人の経験など様々な要因との関係を探り、それが英語学習や人生にどのような影響を与えるかを説明します。
ライフスパンにおけるセルフエスティームの発達
Richard W. Robinsらによる研究「Self-esteem development across the lifespan」によると、自尊心は青年期と成人期初期に高まる傾向があるが、晩年にはやや低下する可能性がある。また、成功体験や社会的なサポートが自尊心の発達に関係することも指摘されています。したがって、自尊心を維持するためには、ポジティブな経験を培い、周囲のサポートネットワークを構築することが重要であります。
性格特性と自尊心
私たちの性格特性は、自尊心にも影響します。例えば、外向性と良心性のレベルが高い人は、低い人に比べて自尊心が高い傾向があります。しかし、性格特性は固定的なものではなく、努力と練習によって時間をかけて開発し、改善することができることに注意することが重要です。性格特性を知るには、big5テストという、有名な性格特性を知る方法があります。興味ある方はぜひbig5テストで自分の性格特性を知ることもオススメ。
ソーシャルサポートとセルフエスティーム
家族、友人、仲間などの支援ネットワークを持つことは、自尊心を築き、維持する上で非常に重要。Eun-Ju LeeとSu-Jin Leeによる研究「Effects of selfesteem on academic performance and happiness in Korean college students」では、自尊心が高いほど幸福度が高く、学業成績も良いことがわかりました。これは、英語学習や人生において困難に直面したときに、社会的支援を求めることの重要性を強調しています。つまり、周りからのサポートを受けられることで、英語学習もはかどる可能性が高まります。
個人の体験と自尊心
また、個人の経験も自尊心を形成することがあります。成功、評価、達成の経験は自尊心を高め、失敗、拒絶、批判は自尊心を低下させることがあります。しかし、挫折や困難は学習プロセスの一部であり、成長と発展の機会として活用できることを忘れてはなりません。私も失敗やいじめを経験していますが、渦中にいるときには周りやいじめをした当の本人はその苦しみは分からない状態。自尊心は、日頃、自信があるときでも、時として下がってしまう場合があることもあります。
セルフエスティームが英語学習に与える影響について
自尊心を育てることは、英語学習にも良い影響を与えます。自尊心が高ければ、学習に対するモチベーションが高く、粘り強く、弾力的に取り組める可能性が高くなります。また、有意義な英語の練習をする機会を求め、自信を持って他人とコミュニケーションをとることができるようになります。一方、自尊心が低いと、言語学習の難しい状況を避けたり、学習をあきらめてしまったりすることがあります。
結論として、自尊心を育てることは、英語学習や人生において非常に重要です。
自尊心を高める様々な要因を理解し、自尊心を高めるためのステップを踏むことで、学業成績、幸福感、そして全体的な幸福感を向上させることができます。自尊心を高めることは生涯の旅であり、始めるのに遅すぎるということは決してないことを知ってほしいところではあります。
参考論文:
Self-Esteem Development Acrohttps://psycnet.apa.org/record/2005-09663-010ss the Lifespan. Robins, R. W., & Trzesniewski, K. H.
”Psychological Stress of Victims and Bullies in Junior High School” TAKAHIRO OKAYASU, IWAO TAKAYAMA